芸術の部屋
TAMANINA'S Favorite Fine Arts

お気に入りの芸術コレクション・古典から近現代まで幅広く
(それにしても、タブローには女が多いな・・・)

Dennis Oppenheim/Table Piece

2006/5/14、東京都現代美術館カルティエコレクションにてようやく、Dennis Oppenheimと再会!
Table Pieceのインスタレーション見たとたん、
これだ!この人だ!その昔ベルギー王立美術館で見た作品の作家は!
…とようやく思い出した次第。当時見た近代作家の作品の中で一番印象深かったのに、ずっと作者が分からず(思い出せず)いらいらしていた。
そのときの作品名"Attempt To Raise Hell"。とにかく、音を利用する作家。これはある意味ヘンデルの時計っぽいが、テーブルピースはさらにうざいくらい音を出し続ける。

2006年5月19日記


タラブローチ

タラブローチ

修道士カドフェルシリーズ『悪魔の見習い修道士』にも出てくる、ケルト起源のタラ・ブローチ。一番最初に発掘されたのが、アイルランドのタラの丘だったことから、この形(環状〜準環状:annular, penannular留め具とピン)の衣装止の総称になった。
発掘されたtara broochのほんもの(アイルランドの博物館などに展示されている)は、かなりでかいらしい。
レプリカのブローチが各サイト(ほとんど英語)で販売されているが、忠実なレプリカになるとかなり高価。
日本でのケルト装飾品通販サイトボウディッカには、ケルトについての簡単な説明もある。

2005年5月19日記


ケルズの書

ケルズの書

ケルトのキリスト教義用写本で現存する最も古いもの。世界三大美書のひとつとされている。
最近は、Ducampの作品"大ガラス"と、この表紙を交互に壁紙にしている。美しくてうっとり、そしてほっとする。

カルパッチョのウルスラ調べからラブリー写字室の黄金伝説にたどり着き、この書の存在を知りました。

2005年5月19日記

マーク・ロスコ/暗い赤と黒が基調のシリーズ

テート・ギャラリー内にあった、ロスコ・ルームで実見。(現在はテート・モダーンに展示)
ポスターや写真でしか見たことがなく、大して印象にもなかったが、初めての実物を前に圧倒される。(いっちょまえ)
どんな経験もかなわないね、あの感覚の記憶って。
そして、素晴らしい出会い。たった一人でロスコの部屋の真ん中に立ち尽くしていると、黒人の監視員が静かに語りかけてきた。"It's calm and meditative." ふつーっと沸いた涙で目を膨らませながら、うんうんとうなづいたよ。「集中できるように部屋を暗くしてあるんだよ」そう言って、しばらくほっておいてくれた。
ずーっと引き込まれるんじゃなくて、広がるかのように集中させるんだな、この作品。フシギ。
そういや、よく博物館や美術館の監視員に話しかけられてたのは、人の少ないところを狙って行くせいか?大英博物館でもエジプトの夫婦立像んとこでいつの間にか隣に立ってた監視員のおじちゃんに、“あんたと同じくらいの背丈だよ、へへ・・・”なんて言われてたし。

2005年4月19日記

ハンス・メムリンク/聖ウルスラ遺物箱

2005年秋、ベルギーのブルッへにあるメムリンク美術館(もと病院)蔵で実見。
顔料保護のために肝心の絵が暗くてよく見えなかったのが残念。箱のデザインのせいか、不思議な印象。
カルパッチョの画集→聖ウルスラって誰?に始まり、ネット検索の結果、メムリンクに至。ウルスラは、1万1千人の乙女(!)と共にケルンで殉教したとされる、4世紀頃今のイギリス国内に実在したらしい王女。メムリンクには大作はないらしいが、この遺物箱は有名だそうだ。

2005年3月13日記


アクイレイアのアサロトスオイコス

アサロトス・オイコス

古代ローマ時代の主に食堂の床を飾ったモザイク装飾。
床に食べガラを捨て散らかす習慣があり、後で奴隷が掃き清めたらしいが、掃除をする前の状態を美しく楽しく描いたデザイン。(食事中に床に散らかる生ゴミをごまかす効果もあったとか)動物の骨、貝殻や、果物のヘタなんかが多い。"古代ローマの饗宴"では、食べ残りを狙うネズミ(!)までもが生き生きと描かれた床が、写真つきで紹介されている。

2005年3月13日記


大ガラス

Marcel Ducamp

仕事用PCの壁紙は、Ducampの作品"大ガラス"の写真である。妙にしっくりきて、他のに変えられない。(他は落ち着かなくて、うざい)例の事故によるひび割れまでもが、心地よい。
落ちる水”(フィラデルフィア美術館蔵)も好きだが、壁紙にするには(いろんな意味で)キビシイ。

2005年3月13日記

Naum Gabo、Daniel Spoerri、Moholy Nagi

久々にNaum Gabo、Daniel Spoerri、Moholy Nagiの作品画像をみる(ネット上だけど)。
"申し訳ございませ〜ん"とひれ伏してしまいたいほどの完成度(当然だけど)、それ故の緊張感。
そしてカッコよさ。いいね〜やっぱり。
Tinguelyも名前をみたよ。ジャンクアートの紹介に入っていた。あれはジャンクなのか?

2005年2月24日記


ヒエロニムス・ボッシュ

Hieronymus BOSCH

なんだって、ヒト以外がこんなに化け物臭いんだろう
いや、化け物というよりは、昆虫のディテール。聖母の背から生えてんのは、どうみても昆虫の翅だろう!
でも、おぞましくて、すてきだ!
なんだろう、この魅力は・・・

2005年1月24日記

Gustave MoreauとOdilon Redon

モローの作品群はパリのモロー美術館、ルドンはたしかジュネーヴの美術館で実見。この人たちの作品は、ぼやぼや〜んとして、幻想的。
ルドンは“キュクロプス”でしょう。あどけない一つ目妖怪から哀愁を感じる。
モローの作品では、“オルフェウス”かな。ルドンよりは、描写が繊細。

2005年1月24日記


ジョルジュ・ラトゥール

ジョルジュ・ラトゥール“ Fortune Teller

Louvreで実見。作品の多くがルーブル蔵。光の効果的演出が見事。
しっとり感がのっぺりせずに表現されているのは、人物の表情のおかげ。
“占い師(詐欺師)”のちろんとした目の動きなんかがとても面白い。
“マグダラのマリア”のろうそくの明かりの描写がとても好き。

2005年1月24日記


リュバン・ボージャン

リュバン・ボージャン“ Vanites

Louvreで実見。寓意画と呼ばれる静物画。なんとも雄弁な静物。
解釈については、様々あるが他サイト等を参考いただきたい。
コミック“ギャラリーフェイク”の初期にも登場している。
ルーブルではじめて見たときから気になっていたが、フランス映画“めぐり逢う朝”を観ていたら、この画家Lubin Bauginが登場人物として出てきて、うれしくなった。

2005年1月19日記


ヤン・ファン・アイクの神秘の子羊

ヤン・ファン・アイクのアルノルフィニ夫妻

ヤン・ファン・アイク
神秘の子羊”“アルノルフィニ夫妻

ベルギー、ガン(ゲント)の聖バーフ教会(Cathedral of Saint Bavon, Ghent)で実見。
多翼祭壇画、英語等でpolyptychと呼ばれる作品の一部。(ちなみに、二つ折りだとdiptych、三つ折だとtriptych。)
キリストを象徴する金の子羊が、契約の箱(聖櫃・Ark)の上に降臨し、周囲を天使たちが傅く。
芝の緑色、子羊の金(薄黄色)、群集の外套の真朱色のコントラストが素敵。

アルノルフィニ夫妻、ロンドンナショナルギャラリーで実見。これまた有名な画。奥の凸面鏡とか、夫妻の衣装の襞、色と質感、顔、いずれもシュールで神秘的。モデルたちがポーズをとったまま、時間が止まってしまったかのような印象。これだけ緻密に描きこんでいるが、実物は思ったよりは小さかった。

2005年1月19日記


レオナルド・ダヴィンチの“バプテスマのヨハネ”

レオナルド・ダヴィンチ “洗礼者ヨハネ”

Louvreで実見。
Da Vinciの作品は全部見ている訳ではないが、その中でも一番好き。この謎めいたニヤリと、いわくありげな指差しがなんとも言えない魅力。暗目の背景から浮かぶニヤリ。
受胎告知(Annunciation)も、好きな作品の一つ。

2005年1月19日記

女性の肖像


カルロ・クリヴェッリ“マグダラのマリア

カルロ・クリヴェッリ“マグダラのマリア”

倉橋 由美子の小説“ポポイ”で初めて名を知り、いろいろ調べてトレヴィル社の画集を購入した。(現在は絶版であるらしい)
殆どの作品が宗教画(主に聖人が主役)だが、バックの描写なんか、ゴシックなSFロマンを感じる。女性の顔立ちが独特で、猫っぽい。

2005年1月19日記


クラナッハ“ホロフェルネスの首を持つユディト

クラナッハ“ホロフェルネスの首を持つユディト

はじめてこの絵を見たときは、びっくりしたなぁーもぅー。
ビラビラと過剰に着飾った若い女が、かなりグロいむさ男の首を支えつつ、でかい剣を捧げ持つ。
背景を知らない一東洋人には、何が言いたいのかさっぱり分からなかった。他に知っていたクラナッハの作品が、陽気なハダカのおねえちゃんだったりしたので、このちぐはぐさが逆に印象的だった。

2005年1月19日記


フェルメール“真珠の耳飾の少女

フェルメール“真珠の耳飾の少女

昔、小学校の教科書に出ていたときは“少女”だったんだけど、最近は“女”になりましたね。この映画の影響かな。この絵の中に描かれてるのと同じくらいの大きい真珠のピアスが欲しくて欲しくて、でっかいの買っちゃった。
同じオランダのファン・デル・ウェイデンもわりと好き。

2005年1月19日記


フェルメール“ルクレツィア・ボルジアか?

“ルクレツィア・ボルジア”の肖像?(と言われる)

Frankfurt am MainのStadelsches Kunstinstitutで実見。初めて写真で見たのは、”歴史のなかの女たち”(高階秀爾著―文春文庫2005現在廃刊)の表紙。
その10数年後フランクフルトのシュテーデル美術館で本物に出会う。
思ったよりちっちゃかったけど、感動〜、ガラス越しではなく、画面すぐそばまでハナを近づけられるような展示。

2005年1月19日記